泰介のベトナム短信単身記



【日本料理屋】

ハイフォンのようやくまともな日本料理屋がオープンしました。
店主は以前からその場所で日本の創作料理を出し、ハノイでイタリアンを出し、次は日系企業の社員食堂の賄いをやったりしていた男が日本人板前を連れてきて3週間ほど前、再オープンしたのです。
食材は中部のダナンにいる日本人から入れてるとのこと。

ということで昨夜出かけてきました。
昨夜はダナンからの空輸の荷に氷が十分でなく使えないということで鮮魚は駄目でした。
適当に肴をお任せで出してもらうことにした。
出てきたのはお通しに青菜 の胡麻和え、つまみ類でしめ鯖のあぶり、オクラ・納豆・長いものネバネバ、生うにのあぶり、ダナン胡瓜だった。
小皿で少しずつ出してくれるのはうれしい。
一番美味しかったのは胡瓜味噌。
モロミ味噌が無いようで単に味噌を付けて食べるのだがダナン胡瓜が日本の胡瓜に近く良かった。
板前と話をしながら頂いたが、この板前おそらく寿司職人ではないかと思った。
とても小さな店で12席しかない。
これでやっていけるのか心配である。

途中から店主が出てきた。
以前の店からの付き合いの有った客達と話をしていたがこの手の店主、東南アジアに生息している日本料理屋の店主そのものであった。
かなりラフな服でサンダル履き、客席やカウンターに座り、常連客を話し込む。
私の嫌いなタイプである。
店主がフロアーに出るならフロアーマネ ジャーのようにきちんとした身なりで接客し、係員の所作に注意を払うようにして欲しい。

                                 120523 泰介
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