【ベトナム人の弱点】
恐るべし最強のベトナム人に弱点はあるのか。
唯一アメリカを破ったベトナム人の弱点は本当にあるのか、と思いめぐらせました。
そうしたらありました。
乗り物なんです。
乗り物といってもいろいろありますが鉄道は大丈夫なようですが車や飛行機は全く駄目です。
この間バスでハノイに行った時もかなりの人がビニール 袋を抱えていました。
どういう訳か到着間近になってほぼ同時に発生します。
帰りでも同じです。
あと5分程でターミナル到着という頃になってです。
1年ほど前、ホーチミンからハイフォンへの飛行ではパイロットが結構強引な操縦で離陸して直ぐ乱気流の中に入り、そのまま30分以上かなり酷い 揺れがありました。
その時やはり座席の前に備え付けの紙袋が利用されていましたが揺れが収まったら食事が配られると食べなければいいのに食べちゃうので す。
私はハイフォン到着後に会食の予定があったので食べませんでした。
暫くして着陸のため降下を始めると揺れが始まりました。
先ほどの揺れより大分弱い揺 れで降下時には特有の揺れでしたがそうなるとまた紙袋のお世話になる人が先ほどより大勢の人が続出し、あっちでもこっちでもという騒ぎで、ついに私の隣の オバサンも催したようです。
いきなり私の目の前に紙袋を差し出しました。
慌てて受け取り、紙袋の口を破いて開け返したところ何とか間に合いました。
友人と話をしていたときハノイとハイフォン間100kmの往復ではバイクで走ると聞きびっくりしましたが理由はやはり車酔いとのことです。
111121 泰介
【ベトナム人恐るべし】
郷に入らば、郷に従え、です。
ベトナム人の物の考え方を推理してみます。
まず、クラクションは危ないとか、どけ!とかいう意味ではありません。
「あなたの存在は認識したから、危険はありません。でもできたら少し除けてもらって、先に行かせてね」という以上の意味はないのです。
因みにベトナムでトヨタ車が真っ先に故障するのは決まってクラクションだそうです。
オーバーユースですね。
また、予知できないというか、まさか来ないだろうと思う所に来るから事故が起きる、よって「だろう運転はダメよ」「予測運転をしなさいね」と教習所で教わったことを思い出せば、逆走も想定内で皆さん「予測運転」をしているのがベトナムの車道です。
歩行者は、一定の速度で横断すれば、バイクは皆(車は絶対歩行者を避けません)避けてくれます。
歩行者が怖がって立ち止まったり走ったりしたら、バイクは予測できず、ぶつかってしまいます。
車道で一番優先権を持っているのは実は自転車で、好き勝手走っても、バイクや車は道を空けます。
ルールが無いようで、日本とは違うルールが厳然と存在しているようです。
10年前、ホーチミンに初めて信号が出来る前は、車が少ないこともありましたが、バイク同士が見事なまでに譲り合わず、かつぶつからずに交差点を抜けていました。
その後、信号ができる度に警察官が立ち(彼らは親切なので、ご指導料をお渡しすれば、決してそれより高い国庫納付金を請求したりしません)、赤信号で停まるよう無償で教えて回っていました。
ベトナム人も信号を守った方が、結局は得なのだ、と理解した瞬間、信号だけは遵守するようになりました。
自分の利益になれば、遵法精神が生まれるというのも国民性です。
これがドイツ人なら遵法精神が先にくるはずです。
JALでホーチミンから成田に到着する瞬間、初めての(?)日本の風景をみるため、内側の席から何人かベトナム人が立ちあがって、窓側に移動、その瞬間に着地ということがありました。
自己犠牲精神旺盛と言われるJALの客室乗務員もさすがに、4本シートベルトに身を任せたまま、"Sit Down!"と叫ぶことしかできませんでした。
窓を開けられないで良かった。
111115 郁
ベトナムの人達はすごいです。
恐るべき人達です。
先ず、音に強いのです。
街にはバイクや車のクラクションが常に鳴り響いています。
直ぐ後ろからいきなりビービー鳴らされても全く感じません。
避 けようともしません。
私などビクッとして思わず固まります。
皆大声で話します。
道路の向かいに居る友人に向かって呼びかけるのは当たり前、携帯電話でも大 きな声です。
どこでも騒がしい。
小洒落たレストランでは子連れの大金持ち連中が傍若無人でまさに処かまわずです。
男共はどこでも立ち小便をします。
木に向かったり、塀に向かってですがまっ昼間の結構人通りのあるところでもします。
以前はバアさんもしていましたが最近は見かけません。
ゴミは外に捨てます。
何でもかんでも捨てます。
家からわざわざ捨てに出てきます。
チリ紙、タバコ、空袋、車の窓からでもポイ捨てです。
車酔いで 袋に入れたゲロも車の窓からポイ捨てします。
皆さん道路横断のときは気をつけましょう。
一日に何回か緑の制服の掃除人がゴミを集めて回ります。
交通ルールも凄いです。
日本とは車の通行が逆ですが分りやすく日本の通行で説明すると右折する車の走り方が凄いのです。
日本の場合は先ず、交差 点から直進し、横断するようにして反対側の車線に入りますがベトナムでは先ず、逆走車線に入ります。
反対側から車が来ても関係ありません。
とりあえず右側 の縁石に近いところを逆走し、向かってくるバイクや車が避けて通るまでノロノロと進み、だんだん左側車線に近づき後ろから来る車がなくなったとき反対側の 車線に入るのです。
逆走が当たり前なので誰もが当たり前だと思っているのです。
逆走を咎めるほうが悪いようです。
最近もの凄いのがありました。
大学生ということなのでベトナムではエリートなのですが、この男ホーチミンからハノイ行きの飛行機に乗って離陸直前 になっていきなり非常扉を開けたとのこと。
飛行機は急停止して事なきを得ましたが理由は窓を開けたかったんだそうです。
飛行機の窓て空くんでしたっけ。
離 陸直前ではシートベルト締めて座ってなくちゃ駄目でしょとは誰も思わないのです。
規則はあるのです。
だからなんなのだということです。
しかし、こう書いてみるとベトナム人、ベトナム人が大嫌いな中国人にそっくりなのですよね。
もちろん中国人は大陸人で台湾人ではありません。
111114 泰介