【タイ米は今】



今、昼飯を食べている最中です。
事務所のメイド(メイドカフェのメイドではない)が買ってくるやつですが今日のやつは特別不味いんです。
すごーく不味いんですよ。
何が不味いかっていうとお米が不味いんです。
幾つかの店から買ってくるだけれどとても美味しい店と不味い店があって極端なんです。
美味しい店はちょっと遠いらしく
2週間に1回程度しか回ってこない。
この米はとても美味しい。
普段は30バーツなのだけれどそこの店は35バーツとちょっと高い。
けどその高さ以上に美味しい。
こちらではジャスミンライスと呼ばれる種類でタイ米(長粒種、インディカ種)の一種である。
このお米は香りがあり、粘りも適当にあって日本のブランド米と比較しても遜色ないやつである。
といっても皆様は
10数年前、日本が冷夏のため米不足になったとき、緊急輸入されたタイ米のトラウマから逃れられずに「そんな美味いわけが無いだろう」と思われるでしょう。
なぜ、あんなに不味い米が日本に送られたかというとお役人の思慮深いお考えがあったのです。
確かにその当時米不足が深刻で急ぎの調達が必要だったのは明らかでした。
でも、農水省の役人の本心は別のところにあったのです。
もし、タイの美味い米が日本に入ってきたら日本の農業は・・・と考えたのです。
これに悪代官のそばに控える揉み手商人が、タイ人も食べない古古米をかき集めガッポリ利益をむさぼり、ノーパンシャブシャブでご接待と相成ったわけです。
今日はそんな不味い米を食って10数年前を思い出し、半分残してしまいました。

                                 07.06.19 泰介

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