【それを言っちゃあお終いだよ】
♪ きょうの〜 仕事はつらかった〜
あとは〜 焼酎をあおるだけ〜〜 ♪
♪ どうせ〜 どうせ〜 山谷のどや住まい〜
ほかにやること ありゃしない〜♪
岡林信康 山谷ブルースより
そう、私(朝男)にとって焼酎とはそういうイメージの酒だった。
で、飲むことは、まずなかった。
少なくとも昭和40年代後半までは。
昭和50年ごろだったか、銀座に薩摩白波ばかりを飲ませるクラブができて、招待された。
アンテナショップのようなものだったのだろう。
店の名も「白波」だったような気がする。
棚にずらっと白波のボトルが並んでいたのが異様だった。
昭和60年ごろ、仙台支社勤務の時代。
先輩に連れて行ってもらった飲み屋で「大分麦焼酎・二階堂(陶器のボトルに入っているやつ)」を飲んだのが、焼酎をちゃんと飲んだ最初だった。
結構うまいと思った。
当時地元のテレビ局に、二階堂酒造の血縁者がいて、仙台では二階堂焼酎を置いている店が多かったのだ。
東京へ戻って、やがて時代は平成へ。
女性の酒場への進出も目立つようになってきた。
テレビで血液をさらさらにするといわれ、女性のあいだで芋焼酎ブームがおきた。
焼酎を飲むことは恥ずかしいことではなく、むしろ流行となった。
さて、現在。いまやどんな高級店でも焼酎を置いていない飲み屋、料理屋をさがすのは難しい。
銀座の高級バーにも置いてある。
でも、某焼酎が蔵元で3000円で、東京で2万円などというのはめちゃくちゃです。
かっての「越の寒梅」がそうだったように、そのうち人気も下がるでしょう。
最近は私も家で焼酎を飲んでいます。
近所のスーパーで買った、奄美の黒糖焼酎「里の曙」がうまかった。
でも900ml 1200円は少し高い。
ここで高いというのは日本酒と比較しているからで、焼酎は日本酒より格下という先入観があるからだ。
これは正しくないのかもしれない。
吟味した原料で、きちんと手間隙かけて愛情をもってつくられれば、日本酒、焼酎、スコッチ、バーボンみんないい酒です。
あとは飲む人の好みです。
ちなみに私はウイスキーはジャックダニエルです。
2月の健康診断結果。軽度脂肪肝、γGTPは141。
2年前は210でしたから、まあいいか。
それにしてもTaisukeさん、ついに「お酒」を話題にしてしまいましたね。
これは誰もが一家言ありますから、言いだしたら切りが無いと思います。
百家争鳴唯我独尊我田引水阿鼻叫喚・・・・・・・・・(朝男)
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